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中小企業診断士【経営情報システム】勉強法と対策|IT知識なしでも合格点が取れる

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中小企業診断士【経営情報システム】勉強法と対策|IT知識なしでも合格点が取れる

「経営情報システムが難しすぎて、どこから手をつければいいか分からない」

中小企業診断士の1次試験7科目の中で、最もとっつきにくいと感じる人が多い科目が「経営情報システム」ではないでしょうか。データベース、ネットワーク、プログラミング――IT専門家でなければ聞き慣れない用語が並び、勉強の方針が立てにくい科目です。

実は、この科目は「戦略的に絞って勉強する」ことで、IT知識がない方でも合格点を狙うことができます。一方で、IT系の仕事をしている方が油断すると足をすくわれる科目でもあります。

私自身、システムエンジニアとして働きながら受験した経験があり、1次試験3回受験のうち1回は、ほぼ無勉強で挑んで56点という苦い失敗もしました。

この記事の内容

  • 科目の難易度と合格率の傾向
  • IT知識がない方・ある方それぞれの効率的な勉強法
  • 過去問の使い方とおすすめテキスト
  • 2次試験との関連と優先度の判断

「経営情報システム」を得点源にするか、最低限足切りを回避するか、あなたの状況に合った戦略を一緒に考えていきましょう。

目次

中小企業診断士試験の経営情報システムとは

経営情報システムの特徴

平均合格率:18.8%(直近8年)
2次試験との関連:事例Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ

  • 暗記科目
  • 最近のトレンドや最新技術のケアが必要

IT系の企業以外の人には取っつき難い科目。

企業経営に必要な情報システムや情報セキュリティに関して出題されます。近年、情報システム・情報セキュリティは企業にとっても欠かせないものとなっており、2次試験でも関連した内容が出題されることがあります。

情報系は技術進歩やトレンドが早いので、できるだけ最新の情報を入手しておく必要があります。ITパスポート試験なども内容としては参考になります。

IT系企業やシステムエンジニアの人は、得意科目として得点源とする方も多くいますが、IT技術の進歩が早いのに合わせてか、出題傾向や難易度の波が荒い科目です。油断していると足元をすくわれるので、最新の傾向把握や過去問学習は必須です。

試験概要・出題範囲

項目概要
試験時間60分
配点100点満点
問題数25問ほど
試験日2日目 2科目目

試験時間は60分、問題数が25問ほどなので、1問当たり約2分半ほどで解く必要があります。問題数が少ないので1問当たりの配点が高く、ケアレスミスや簡単な問題の取りこぼしが命取りです。

出題範囲は、大きく分けると2分野になります。

  • 情報通信技術に関する基礎的知識
  • 経営情報管理

1つめの「情報通信技術に関する基礎的知識」がハードウェア、データベースやネットワークなどの技術的な内容、2つめの経営情報管理が、マネジメント、セキュリティ、開発手法、統計、ガイドラインなどの内容です。

以下の令和6年度の1次試験案内に記載されている通りです。

中小企業診断士【経営情報システム】の効率的な勉強法まとめ
出展:中小企業診断協会

私は、本業がシステムエンジニアなので得点源の科目なのですが、ITに疎い妻に試験問題を見てもらうと、日本語じゃない、何言ってるか分からん、という反応でした。私が経営法務を勉強している感覚に近いのかなと思います。

科目合格率・難易度

過去7年間の「経営情報システム」の科目合格率は、年によって乱高下の激しい科目です。数年に一度地雷科目と化すことがあるので、頻出論点を中心に押さえ、最低限足切り回避を優先しましょう。

中小企業診断士 経営情報システム科目合格率
  • 科目合格率に試験合格者は含まない
  • 令和4年は、没問による得点調整(+4点)がありました

私の場合、基本情報処理技術者・ネットワークスペシャリスト・情報処理安全確保支援士の資格も取得していて、当時受講していたTACの講師からも「何も勉強しないで大丈夫、そのまま本番受けてこい」と言われ、ほぼ無勉強で試験に挑みました。

私は1次試験を3回受験しているのですが、最初の2回はほぼ無勉強(模試と過去問数回はやりました)で得点源とすることができていました。しかし、令和3年、まさかの60点以下という結果に、この年に1次試験を突破したのですが、得点源とするはずの経営情報システムが足を引っ張るというまさかの結果でした。

  • 平成30年:80点台
  • 令和元年:70点台
  • 令和2年:コロナ感染で受験できず
  • 令和3年:56点

令和3年の試験から出題の傾向が若干変わり科目合格率も10%台、油断していると痛い目を見るので注意が必要です。

2次試験との関連

「経営情報システム」は、2次試験と関連があります。

ただ、他の科目と異なるのが、経営情報システムに関する知識を直接問われることはありません

近年の企業経営に情報システムは不可欠なので、経営のIT化・自動化やインターネット・SNS活用などが事例企業の話題としてあがることが多くあります。

経営情報システムの知識を前提として、事例問題が作られているので、問題文を読んで内容が理解できれば大丈夫です。

経営情報システムの頻出論点と出題傾向

「経営情報システム」は、数年に一度、難易度が跳ね上がる「地雷年度」が存在します。コツコツと過去問をこなすだけでなく、「何がよく出るか」を把握した上で優先度をつけて学習することが合格への近道です。

ここでは、令和2年〜令和6年の直近5年間の出題傾向を分析し、特に重要な頻出論点をまとめます。

経営情報システムは技術トレンドの変化が早く、以前は出なかった論点が突然出題されることがあります。直近3年分の過去問は必ず解き、最新の傾向を自分の目で確認してください。

分野別の頻出論点一覧

出題範囲の2分野(情報通信技術の基礎知識/経営情報管理)それぞれの頻出論点を整理します。

①情報通信技術に関する基礎的知識

いわゆる「技術系」の問題です。IT知識がない方が最も苦手とする分野ですが、毎年ほぼ同じ論点から出題されるため、頻出箇所に絞れば効率よく得点できます。

論点出題頻度/ポイント
データベース・SQL
SELECT文・JOIN・副問合せなどSQL文の読解問題が頻出。正規化の概念も必須。
ネットワーク基礎
IPアドレス・サブネットマスク・DNS・DHCP・各種プロトコル(TCP/IP・HTTP)の仕組みが頻出。
情報セキュリティ
暗号化方式(公開鍵・共通鍵)、認証技術、マルウェアの種類、セキュリティ対策の実装方法。
ハードウェア・コンピュータ基礎
CPU・メモリ・ストレージの仕組み、2進数・16進数の変換、補数表現。
アルゴリズム・プログラミング
フローチャートの読解、基本的なアルゴリズム(整列・探索)。深追い不要。

②経営情報管理

マネジメントや開発手法など、「経営」に近い内容の問題です。IT知識がなくても学習しやすく、確実に得点を稼ぎたい分野です。近年はこちらの出題ウェイトが増加傾向にあります。

論点出題頻度/ポイント
情報システムの開発手法
ウォーターフォール・アジャイル・スパイラル・プロトタイプ各モデルの特徴と違い。
プロジェクトマネジメント(PMBOK)
WBS・クリティカルパス・アローダイアグラムの計算問題は毎年出題。確実に解けるように。
統計・OR手法
回帰分析、線形計画法、待ち行列理論。計算パターンを覚えれば得点しやすい。
ITサービスマネジメント(ITIL)
インシデント管理・変更管理・問題管理の違い。SLAの概念も重要。
システム監査・内部統制
システム監査の手続き、IT全般統制・IT業務処理統制の区別、監査基準。
経営戦略とIT活用
DX推進、ERP・SCM・CRMの活用、AI・クラウドの業務活用。時事的な問題が増加傾向。

近年の出題トレンド(令和3年以降)

令和3年を境に出題傾向がやや変わり、以下の論点が新たに重要度を増しています。これらは従来の参考書にあまり記載がない場合もあるため、最新のテキストや情報処理技術者試験の出題動向を参考に補完することをおすすめします。

  • クラウドコンピューティング:IaaS・PaaS・SaaSの違い、クラウドの活用メリット・リスク
  • AIと機械学習の基礎:教師あり学習・教師なし学習の概念、ディープラーニングの仕組み
  • DX(デジタルトランスフォーメーション):経産省のDXレポート、2025年の崖の概念
  • 情報セキュリティの最新動向:ランサムウェア・ゼロトラストセキュリティ・CSIRT
  • アジャイル開発の実践:スクラム・カンバンなどの具体的な手法

まず過去問(直近3年分)を解いて、自分が取れなかった問題の論点を書き出しましょう。「過去問完全マスター」には出題頻度が記載されているので、頻出かつ自分が苦手な論点から優先的に潰していくのが最も効率的です。

経営情報システムの効率的な勉強法と対策

独学の方も予備校受講者も同じく、私が実践していた効率的な勉強法を紹介したいと思います。予備校を受講する方は、大まかな勉強のスケジュールは予備校の講義に従いますが、普段の勉強(特にアウトプット)は独学の場合と変わりません。

独学の方にもオススメの効率的な勉強法

「経営情報システム」は、IT関連の知識がない人にとっては、かなり難解な科目です。IT関連知識のある人も、一度どのような問題が出題されるか事前に確認しましょう。

IT知識のある方(過去問中心)

まずは過去問を解いてみましょう。あまり古いと出題傾向が変わっている可能性があるので3〜5年以内のものが良いと思います。

自身のIT知識で通用するレベルの問題なのかをまず確認し、以降の学習計画を立てるようにしましょう。

60点以上取れるようであれば、過去問中心の学習で問題ないと思います。

(IT知識の少ない方)ITパスポートの受験

IT初心者の方にオススメなのが「ITパスポート」の資格勉強です。

「ITパスポート」は、IT系の国家資格(情報処理技術者試験)の中でもエントリーレベルの試験で、年間20万人を越える受験者がいる人気の資格です。なぜ「ITパスポート」がオススメかというと、以下ITパスポートの試験範囲の通り、経営情報システムの出題範囲と重なる部分が多いのと、それ以外の科目(企業経営理論、経営法務など)とも内容が重なるためです。

ITパスポートの試験範囲
  • 企業と法務
  • 経営戦略
  • システム戦略
  • 開発技術
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • 基礎理論
  • コンピューターシステム
  • 技術要素

IT関連の基礎的な知識と最新のITトレンドを学ぶことができ、中小企業診断士の資格取得に向けた導入として基礎的な知識も得ることができ一石二鳥です。

ITパスポート試験は合格率も約50%ほどと高く、自信を付けるための試験としてはちょうどよいレベルと思います。

あまり深追いはせず頻出論点を中心に覚える

経営情報システムでは、データベースやネットワーク、プログラミング言語などの専門的な用語や内容が出題されます。

まずは全体を通して基本的な内容を押さえるようにし、過去問学習で不足している知識を補っていくのが効率的と思います。

専門知識を深追いすると勉強時間が足りなくなるので、頻出項目に絞って勉強するのが効果的です。特に、SQL文などは頻出項目なので必ず解答できるように準備する方が効率がよいです。

SQL文の読解・アローダイアグラムの計算・2進数変換などは、読んで理解するだけでは本番で解けません。必ず手を動かして実際に問題を解く練習を重ねましょう。これらは一度解法パターンを覚えてしまえば、安定して得点できる問題です。

最新トレンドは試験直前(6〜7月)にまとめてチェックする

クラウド・AI・DXやセキュリティに関する最新IT動向に関する問題は、試験の数ヶ月前に情報を整理する方が効率的です。

技術の変化が速いため、早期にインプットしても試験前に内容が変わってしまう場合があります。ITパスポートの出題範囲や、情報処理推進機構(IPA)の最新資料を試験直前に確認する習慣をつけましょう。

経営情報システムの勉強時間と学習スケジュール

一般的に経営情報システムの学習時間は以下が目安とされています。ただし、IT系の業務経験があれば大幅に短縮が可能です。

属性学習時間/目標点数
IT知識がほぼない方100〜150時間
目標:60点
IT知識が少しある方
(他業種でPCを使う程度)
50〜100時間
目標:60~70点
IT系業務経験者
(SE・ITセキュリティ/インフラ等)
20〜50時間
目標:70~80点以上
私の実体験

システムエンジニアとしての業務経験がある私は、平成30年・令和元年はそれぞれ模試と過去問数回のみ(合計15〜20時間程度)で80点台・70点台を獲得できました。一方、令和3年は同じような勉強量で56点と痛い目を見ました。IT知識があっても最低20〜30時間の直近過去問演習は必ず行うべきです。

経営情報システムを計画的に勉強する方向けのモデルスケジュールです。経営情報システムは比較的後半に回しても対応できる科目です。

時期取り組み内容
8〜11月(学習初期)10〜20時間
他の科目(財務・会計、企業経営理論等)を優先。テキストをざっと通読してIT知識の全体像を把握。
12〜2月(インプット期)30〜50時間
テキスト(スピテキ等)を精読。頻出論点を中心に用語・概念を整理。SQLとアローダイアグラムは手を動かして練習。
3〜5月(アウトプット期)20〜40時間
過去問演習(直近5年分)を開始。解けない問題の論点をテキストで確認する繰り返し学習。
6〜7月(仕上げ期)10〜20時間
苦手論点の集中復習。模擬試験・直近過去問の再演習。最新トレンド(クラウド・DX等)の確認。

経営情報システムの科目免除は活用すべき?

中小企業診断士の1次試験には、一定の条件を満たすと特定の科目の受験が免除される「科目免除制度」があります。「経営情報システム」もこの免除対象科目のひとつです。

私自身も科目免除を活用しながら最終的に合格することができたので、この制度を正しく理解して戦略的に活用することをおすすめします。

科目免除制度とは

中小企業診断士の1次試験において、3年以内に科目合格している場合が、他の国家試験等に合格・一定の要件を満たしている場合、申請により対応する科目の受験が免除される制度です。

  • 年以内に科目合格(60点以上)
  • 他の国家試験等に合格・一定の要件を満たしている場合
科目免除は「60点」固定のため要注意

免除を受けると自動的に60点(合格最低点)として扱われます。得意科目で70〜80点を狙える自信があれば、あえて免除せずに受験した方が総点アップにつながります。逆に苦手・不安な場合は免除を活用する方が安全です。

経営情報システムが免除になる資格

「経営情報システム」の科目免除には、情報処理技術者試験の合格が必要です。具体的には以下の試験に合格していることが条件です。

免除対象となる情報処理技術者試験難易度の目安
応用情報技術者試験中級(合格率20〜25%)
システムアーキテクト試験上級(合格率14〜15%)
プロジェクトマネージャ試験上級(合格率14〜16%)
ITストラテジスト試験上級(合格率14〜15%)
ITサービスマネージャ試験上級(合格率14〜16%)
システム監査技術者試験上級(合格率10〜14%)
ネットワークスペシャリスト試験上級(合格率13〜15%)
データベーススペシャリスト試験上級(合格率13〜16%)
エンベデッドシステムスペシャリスト試験上級(合格率13〜15%)
情報処理安全確保支援士試験上級(合格率16〜20%)

なお、ITパスポート試験・基本情報技術者試験は科目免除の対象外です。免除を検討している方は注意してください。

私はネットワークスペシャリストと情報処理安全確保支援士の資格を保有していたため、科目免除の対象でしたが、あえて免除せずに受験し、高得点を取って総点を稼ぐ戦略を取りました。

科目免除を受けるには、1次試験の受験申込時に申請が必要です。申請手順と注意点を以下にまとめます。

  • 申請タイミング:1次試験の受験申込(例年4月頃)と同時に申請。申込後の変更は原則不可。
  • 必要書類:合格証書のコピーなど、免除対象の資格・試験合格を証明する書類の提出が必要。
  • 有効期限:情報処理技術者試験の合格に有効期限はないため、過去に取得した資格でも申請可能。
  • 科目免除と科目合格の関係:過去に「経営情報システム」の科目合格を得ている場合、科目合格による免除(翌年・翌々年の免除)と選択できます。両方が条件を満たす場合は有利な方を選択してください。

免除を使うべきか、受験すべきか?

上記の高度情報処理資格を持っている方は、経営情報システムは確実に得点源にできる科目です。

免除せずに受験することをおすすめします。基本的な知識は備わっているので、過去問学習のみで高得点が狙えます。

ITスキルに自信のない方で、1次試験を複数年受験し合格を目指す場合は、初年度の科目合格を目指し翌年以降は免除制度を利用するのがよいと思います。

免除するかの判断ポイント

  • 高度情報処理資格を持っている方 免除せず得点源にする
  • ITスキルに自信のない方 科目合格したら翌年は免除

経営情報システムにおすすめのテキスト・過去問題集

「経営情報システム」を独学で勉強する方に、おすすめのテキストと過去問題集を紹介したいと思います。

テキスト

TAC出版のスピードテキスト、通称「スピテキ」。多くの書店で扱われている人気の参考書です。

科目別になっており体系的に学ぶことができます。論点毎に過去の試験の出題傾向も分析されていて、メリハリを付けた学習ができます。

過去問題集

過去問題集は、「論点別」と「年度別」にまとまっているもの2種類があります。好みで選べば良いと思います。

ちなみに、過去問は中小企業診断協会のホームページからもダウンロードが可能です(問題だけ、解説はなし)。実際の試験問題用紙に書き込んで解きたいという方は、問題をダウンロード印刷し繰り返し利用が可能です。

私は、タブレットに10年分くらいダウンロードして持ち歩き、外に出たときにいつでも問題が解けるようにしていました。

「過去問完全マスター」

過去10年分の過去問が各科目で論点別に掲載されています。問題毎に出題頻度が記載されているので、苦手な論点や頻出論点を集中して効率よく解くことが可能です。

「最速合格のための第1次試験過去問題集(TAC出版)」

こちらはTAC出版の過去問。過去5年分が年度別に掲載されます。TACでデータリサーチによる正当率が記載されています。

経営情報システムにおすすめの予備校・通信講座

経営情報システムが苦手でどうしても独学では限界を感じる、または効率よく学習したいという方には、予備校・通信講座の受講も有効な選択肢です。

中小企業診断士の講座は、1次試験の全7科目セットで受講するものが一般的ですが、経営情報システムだけを科目別に受講できる講座もあります。

経営情報システムは独学と予備校どちらがおすすめ?

結論から言うと、初学者やITが苦手な方には予備校・通信講座の活用をおすすめします。その理由は以下のとおりです。

  • 計算問題の解き方は、テキストを読むだけでは理解が難しい
  • 頻出論点の絞り込みをプロに任せることで、勉強の無駄が減る

一方で、「費用を抑えたい」「他の科目で既に予備校を利用している」という方は、経営情報システムだけ独学という選択も十分ありです。市販のテキスト(スピテキなど)と過去問だけで合格点に届いている受験生も多くいます。

比較項目独学予備校・通信講座
費用約3,000〜5,000円
(テキスト+過去問)
約15,000〜50,000円
(科目単体受講の場合)
向いている人IT系のスキルがある
コストを抑えたい
ITが苦手
効率よく学びたい
メリットコストが安い
自分のペースで進められる
体系的に学べる
頻出論点の絞り込みができる
デメリット論点を絞るのが難しい費用がかかる
カリキュラムに縛られる
  • 費用は2025年時点の目安です。各社の最新情報は公式サイトでご確認ください。

経営情報システムを科目別で受講できる予備校・通信講座3選

TAC

形式:教室講座・Web通信・DVD/運営:TAC株式会社

資格の学校TAC

中小企業診断士の予備校として最大手。受験生時代に実際に通っていましたが、テキストの質が高く長年の実績と豊富なデータに基づいた教材が強みです。スピードテキスト・スピード問題集との連動性が高く、独学と並行して利用もしやすいです。

講師の解説も分かりやすかったです。

経営情報システムの科目別受講も可能で、教室通学を希望する場合はTACの一択と言っても過言ではありません。財務会計を強化したい人向けの個別講座や、事例Ⅳ特化の個別講座があるのも特徴です。

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スタディング(STUDYing)

形式:Web通信/運営:KIYOラーニング株式会社

中小企業診断士

スマートフォンやタブレットで完結するオンライン通信講座。移動時間や隙間時間を使って学習できるため、働きながら受験する方に人気があります。

費用がTACなどの大手予備校と比べて大幅に安く、コスパに優れているのが特徴。

経営情報システムの科目別受講可能で、映像講義・テキスト・問題集・模試がアプリひとつで完結するため、教材の持ち運びが不要な点も魅力です。

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アガルート

形式:Web通信/運営:株式会社アガルート

アガルートアカデミー

内容と費用のバランスがよいのが「アガルート」です。

オンライン通信講座のみですが、経営情報システムの科目別受講が可能で、テキストも紙とデジタル両方ついてきて、デジタルのテキスト上にマーカーを引くこともでき、使い勝手が良いのが特徴です。

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各講座の詳しい費用・カリキュラム・合格実績については、以下の比較記事を参考にしてください。

経営情報システムのよくある質問(FAQ)

経営情報システムは何ヶ月勉強すれば合格できますか?

IT知識がない方で約150時間、IT知識が豊富な方で20~50時間ほどです。

IT系(SE・ITセキュリティ/インフラ等)の職業かどうかで大きく変わります。

経営情報システムが苦手でも合格できますか?

できます。

IT系の職業でない方の多くが苦手意識を持つ科目ですが、頻出論点をしっかり押さえれば確実に得点できる科目です。

経営情報システムは独学と予備校どちらがいいですか?

独学でも十分合格が可能です。

ただし、IT知識がない方は、予備校の講座を受講し体系的に学ぶと理解が早くなります。

令和3年~7年の合格率が低いですが、令和8年は易化しますか?

分かりません。

ネット上には科目の難化・昜化予想の情報があふれてますが、だいたい外れます

難化しようが昜化しようが、試験範囲も勉強する内容も変わらないので気にしないようにしましょう。

システムエンジニアですが無勉強で科目合格できますか?

以前(令和2年くらい)はレガシー系の知識だけで高得点を叩き出すことができていましたが、最近は出題傾向が変わり最新のIT動向の関する出題が増えているため、最新の過去問やIT動向の勉強が必要です。

高度情報処理の資格を取ったのが5年以上前という方は、過信しすぎると足元をすくわれるのでご注意ください

まとめ|中小企業診断士 経営情報システムの効率的な勉強法

中小企業診断士試験の「経営情報システム」は、近年の企業経営に欠かせないIT知識を問う科目です。

IT系の企業に勤めていない人にとっては、かなり専門的な内容で取っつきにくいですが、頻出論点に絞った効率的な学習で合格点は十分狙えます。むやみに深追いせず、まずは過去問で出題傾向を把握することからはじめましょう。

IT系企業の方にとっては得点源にできる科目ですが、情報技術のトレンド変化が激しいため試験の傾向も変わりやすいです。過信せず、直近3〜5年の過去問で現在の傾向を必ず確認するようにしてください。

2次試験とも間接的に関連しているため、経営における情報システムの役割について基本的な理解を深めておくことも重要です。

次のステップとして、この記事で紹介した勉強法やテキストを参考に、まずは過去問を1年分解いてみることをおすすめします。

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