中小企業診断士の模試はいらない?失敗しないオススメ模試の選び

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中小企業診断士の資格取得を目指している方で、予備校の模試を受けるべきか、どれくらい受けた方が良いのか悩んでいませんか。

  • 予備校の模試は受けた方が良い?いらない?
  • どれくらい受けた方が良い?

模試は、自分の実力を知ることがで、本番の雰囲気を味わえるメリットがあります。

ただ、どれくらいの模試を受ければよいか、そもそも受ける必要があるのか、迷う方もいると思います。

実際に私も模試をいくつ受けるかかなり迷いました。SNSなどを見ると模試結果の投稿が散見され、自分も受けなきゃいけないと焦る気持ちになります。

私もその一人でしたが、診断士の資格試験勉強を5年間やった結果

・1次試験は1回
・2次試験も1回(受けなくても良い)

1次も2次も1回受ければ十分です。2次試験は受けなくても良いと思います。

ここでは、中小企業診断士の模試の必要性とオススメ模試をいくつか紹介したいと思います。

無駄な時間を使わず効率良い勉強で、合格を目指して頂ければと思います。

目次

中小企業診断士試験の模試の必要性

中小企業診断士の試験対策として、多くの予備校やスクールで模試が開かれています。私も受験生時代にいくつか模試を受けましたが、実際に模試を受けて感じたメリットとデメリットを紹介したいと思います。

模試のメリット・デメリット

模試を受ける最大のメリットは、自分の実力を知ることができる点です。客観的な点数として実力を量ることができるのが、模試の最大のメリットと思います。

また、診断士の試験当日は長丁場です(1次試験は丸1日×2日間)。本番と同じタイムスケジュールで試験を受けることができるため、本番の雰囲気や疲労度合いが分かります。一度経験しておくと、本番での焦りや緊張が少し減ると思います。

さらに、最新の出題傾向を知ることができるのも模試の利点の1つです。特に法律改正論点など出題可能性の高い論点など、各予備校などが分析した最新の出題傾向を知ることができるのも魅力です。

メリットデメリット
自分の実力を知ることができる
本番の雰囲気を疑似体験できる
出題傾向を知ることができる
模試と本番の出題内容は全くの別物(模試で良い点を取っても受かるわけではない)
模試当日+復習の時間が掛かる
複数受けると時間と費用が掛かる

ではデメリットは何かと言うと、模試と本番の出題内容は全くの別物です。模試はあくまで予備校などが過去の試験問題を分析した予想問題です。問題文(細かい所だと日本語の言い回しなど)が本番とはどうしても異なり、問題のクオリティは本番の方が高くなります。

なので、模試で良い点を取れたからといって本番で良い点が取れるわけではありません。逆もあり、模試で悪い点でも受かる可能性は十分にあります。

あと、当然ですが模試を受けると模試当日と復習に時間を要します。複数の模試を受けようと思うとかなりの負担になると思うので注意が必要です。

【1次試験】1回受ければ十分な理由

上記の理由から、1次試験の模試は1回は受けておくことをオススメします。可能であれば「会場受験」するようにしましょう。一人で家で問題を解くのと、まわりに大勢の人がいるなかで問題を解くのとでは緊張感が全く異なります。

模試を受ける場合は、なるべく本番の環境を想定した会場受験がオススメです。

また、模試を2回以上受ける必要はないと思います。

私も受験生時代に模試を同年度で2回受けましたが、復習する時間が全く取れなかったです。模試を受けるのも受けた後の復習もかなりの時間が必要になってきます。特に働きながらの場合その時間を捻出するのはかなりしんどいです。なので模試は1回受け不明点の復習に時間を充て、過去問をたくさん解いた方が効率的と思います。

【2次試験】受けなくても良い理由

予備校や通信講座を受講している方は模試がセットになっている場合があります。それ以外にも2次試験の模試だけを単体で受けることができます。

ただし、1次試験以上に2次試験は上述したデメリットが大きく、個人的には受けなくても良いと思います。

私も受験生時代に模試をいくつか受けたのですが、内容が本番(過去問)と全然違いました。何が違うかと言うと、問題のクオリティ。本番の試験問題は、試験委員の方々が1年間かけて練りに練って事例企業の背景設定や問題設定、課題設定がされています。対して模試は予備校の講師が過去問分析し真似た問題、なので問題のクオリティにかなりの差を感じます。

また、2次試験は1次試験以上に復習に時間がかかります。

予備校の模試の復習を必死にするくらいなら、過去問を1年多く解いた方が効果的と個人的には思います。

中小企業診断士のオススメ模試

模試を主催する予備校やスクールによって時期が異なります。自身の学習の進捗に合わせ選ぶのが良いと思います。

1次試験の模試

以下、私が受験生時代に比較検討した模試です。

私はTACとLECの1次公開模試を受験しました。TACは受験生が多く最大規模の模試となり、データ分析や出題傾向分析で信頼感が高い試験となります。

模試特徴
TAC 1次公開模試日程:6/29 – 6/30
費用:7,000円
試験形式:会場 or 自宅

中小企業診断士の模試で最大規模の公開模試
出題内容の重要度が記載された解答・解説集つき
Web解説講義が無料配信
LEC 1次ステップアップ全国模試会場受験:5/4 – 5/5
試験形式:会場 or 自宅
費用:5,500円

早期に受けれる模試
重要度、難易度が明記された解答・解説集つき
解説講義、講評動画つき
LEC 1次ファイナル全国模試会場受験:6/29 – 6/30
試験形式:会場 or 自宅
費用:5,500円

重要度、難易度が明記された解答・解説集つき
解説講義、講評動画つき
スタディング 合格模試会場受験:オンラインのみ
試験形式:自宅
費用:4,290円

スマホ、タブレット、PCで受験可能
受験後その場で採点結果、順位、合否判定が見れる
解答解説動画つき

LECは2回模試があるので、学習の進捗に合わせて受験ができるのと、科目別の受験も可能です。複数年受験で科目合格を利用する方にはオススメです。

スタディングの模試は、自宅受験のみですが、登録するとその場で採点、順位、合否判定を得ることができます。また、試験本番の直前まで受験が可能なので、模試を申込忘れた方や最後にもう一度受けたいという方にオススメです。

あまりたくさん受けても、復習に時間を取られるだけなので1回受ければ十分と思います。2回受けるくらいなら過去問学習に時間を割く方が効率的です。

どの模試を受けるか迷った場合は、TAC一択で良いと思います。

模試に迷ったらTACがオススメ
  • 中小企業診断士の模試で最大規模
  • データやナレッジが豊富
  • 模範解答の解説冊子も復習に役立つ

\ 最大規模の模試 /

2次試験の模試

2次試験の模試は、以下の比較検討を当時はしました。

この中で、1年目はTAC、2年目はTACとMMCを受験しました。2年目は1次試験免除で2次試験に専念することができたので2回模試を受けました。が、デメリットの所でも書きましたが、あまり2回受けるメリットはありませんでした。

模試特徴
TAC 2次公開模試日程:9/1
費用:9,000円
試験形式:会場 or 自宅

中小企業診断士の模試で最大規模の公開模試
出題内容の重要度が記載された解答・解説集つき
Web解説講義が無料配信
LEC 2次ステップアップ全国模試会場受験:5/12
試験形式:会場 or 自宅
費用:7,700円

早期に受けれる模試
模範解答、解説講義つき
LEC 2次ファイナル全国模試会場受験:9/8
試験形式:会場 or 自宅
費用:7,700円

解説講義、講評動画つき
MMC会場受験:全4回実施
試験形式:会場 or 自宅
費用:11,000円

解答解説、講評動画つき

LECは、1次試験と同様に2回模試があります。中でも1回目は1次試験よりも前にあり、早期に受験し感触を掴みたいという方にオススメです。

MMCは全4回の模試があり、学習の進捗に合わせ受験することが可能です。

仮に受けるのであれば、個人的にはTACの模試の問題が一番本試験っぽい問題の作りになっていた印象です。

模試に迷ったらTACがオススメ
  • 中小企業診断士の模試で最大規模
  • データやナレッジが豊富
  • 模範解答の解説冊子も復習に役立つ

\ 最大規模の模試 /

中小企業診断士の模試まとめ

中小企業診断士の試験対策として、模試を受けた方が良いかについて記載しました。

個人的な意見ですが、結論としては

  • 1次試験:1回
  • 2次試験:1回 or 受けなくても良い

特に2次試験は、2回受験した結果、模試は受けなくてもよかったと思っていますが、受験生当時は自分の解答が正しいのか分からず迷走していました。他の人の意見が聴きたいという思いもありいくつかの模試を受けました。

なので、はじめて2次試験を受ける方や、自分の解答に自信がないという方は模試を受けてみるのも良いかと思います。また、不安な方は2次試験の講座受講も効果的です。

私は、2次試験の解答文を妻や家族に読んでもらい、日本語的に変なところや、意味が通じないところなどを指摘してもらっていました。

会社のプレゼン資料や会議資料の作成も同じだと思いますが、作文系は第3者の目が入った方が良い文章になります。自分の目だけでは、細かい言い回しや癖に気付くのが難しいので、他人に読んでもらうことは効果的です。

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