受験生時代に私もTACの講座を受講していましたが、テキスト、講師、講座内容、どれも質が高く分かりやすかったです。特に、2次試験対策は、内容と質が充実しているのでオススメです。
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TACの講座に興味のある方に、無料で資料請求や体験講座の受講が可能。試験の概要や勉強の進め方を把握するのにも役立ちます。
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中小企業診断士1次試験の「経営法務」は、過去7年間の平均科目合格率がわずか15.1%という、7科目中で最難関の科目です。
「法律の勉強は初めて」「民法がまったく頭に入ってこない」——そんな悩みを抱える受験生は多く、私自身も1回目の受験では40点を切る足切りを経験しました。
しかし、勉強の順番と絞り方を変えることで、科目合格点をクリアすることができました。
個人的な勉強のコツは、頻出論点を中心に暗記し、分からない論点は深追いしないことです。分からない論点は捨てるくらいの割りきりで暗記をしていました。
この記事では、経営法務の試験概要・難易度・勉強時間の目安から、現役診断士の私が受験生時代に実践した効率的な勉強法・スケジュール・おすすめテキスト・予備校・通信講座の選び方まで、すべてまとめて解説します。
ぜひ最後までお読みください。
受験歴5年診断士

平均合格率:15.5%(直近8年)
2次試験との関連:無関連
多くの受験生が苦手意識を持ち、モチベーションの上がらない科目。
主に、企業経営に関する法律や知的財産権に関する分野から出題されます。暗記科目ですが法律の専門用語が多く、多くの受験生が苦手意識を持ちます。
経営法務では、法律の改正があるとその内容を問う問題が高確率で出題されます。そして出題1年目はとても簡単な問題であることが多いです。そのため、テキストは必ず最新年度のものを利用するようにしましょう。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 試験時間 | 60分 |
| 配点 | 100点満点 |
| 問題数 | 25問ほど |
| 試験日 | 2日目 1科目目 |
試験時間は60分、問題数が25問ほどなので、1問当たり約2分半ほどで解く必要があります。問題数が少ないので1問当たりの配点が高く、ケアレスミスや簡単な問題の取りこぼしが命取りです。
出題範囲は、大きく分けると3分野になります。
以下の令和6年度の1次試験案内に記載されている通りです。

過去7年間の「経営法務」の科目合格率は、平均15.1%です。10%ほどの年も多く7科目中で最難関の科目です。

平成30年度は特に難しく、得点調整として8点の加点がありました。それでも科目合格率は5.1%なのでいかに難しかったかが分かります。
私は1次試験を3回受験していますが、1回目は足切りの40点以下、2回目は足切り回避も科目合格に至らず、3回目で科目合格点をクリアできました。
科目合格を目指すのではなく、足切り(40点以下)の回避が最重要で60点以上取れたらラッキーな科目と思います。
必要な勉強時間は、人によりますが110時間ほどと言われています。難易度が高いですが、2次試験とは無関連なので頻出論点を中心に効率よい勉強が必要です。
「経営法務」は、2次試験と無関連です。
事例問題に事業継承の話題は頻繁に出てきますが、法律の内容を問われることはありません。
私が実践していた経営法務の効率的な勉強法を紹介したいと思います。予備校を受講する方も、大まかな勉強のスケジュールは予備校の講義に従いますが、普段の勉強(特にアウトプット)は独学の場合と変わりません。
「経営法務」は法律に馴染みの無い人にとっては、日本語自体が難解です。特に民法は何の話をしているのか分からないことだらけでした。
あくまで私の場合ですが、比較的中身の理解が容易な「知的財産権」から勉強しました。頻出論点を覚えていき、「会社法」→「民法」の順に勉強をしていきモチベーションを保つようにしました。
スピ問など問題集は、時間に余裕がなければ過去問優先で良いと思います。私は、アウトプットは過去問しか使いませんでした。
会社法が理解しやすいのであれば、会社法からスタートしても問題ないです。
人によって得意不得意があると思うので、自分の勉強しやすい分野から勉強するのが良いと思います。
私の場合、知的財産権と会社法が比較的理解しやすかったのと、「知的財産権」と「会社法」で全体の6割ほどの出題だったので、集中して取り組みました。
知的財産権と会社法は、会社勤めの人でも馴染みのある内容が多く、イメージがしやすかったです。反対に民法は、見慣れない日本語が多く取っ付きにくく全然頭に入ってこなかったです。
民法は何度読んでも理解が難しかったので、過去問を繰り返し解き頻出論点に絞って暗記するようにしました。
「過去問完全マスター」が過去問を分野別に掲載してくれるので、アウトプットの勉強がしやすかったです。
民法は本来の範囲が広く深い理解をしようとすると時間が掛かるのと、難解な日本語の概念を理解する必要があるので、ある程度割り切って覚えるようにしていました。
出題されやすい「年数」「期間」などの数字は出題されれば簡単に得点ができるので、集中的に覚えるようにしていました。
また、経営法務では毎年、英文の問題が出題されます。毎年異なる論点を、英文で出題されます。法律関連の英語を知っていないと解けないので、私は捨て問としていました。
テキストやネットで調べると色々対策が書かれているので、時間に余裕があれば見てみるのも良いと思いますが、私は中途半端に対策しても時間ほど効果が不明だったので捨てました。
経営法務では、法律改正があった場合に高確率で出題されます。
自分で法律改正をニュース等で追いかけるのは困難なので、必ず最新のテキストを使用しましょう。
改正後のはじめての出題は、問題が簡単な傾向があります。年数が経過するほど重箱の隅を突くような難問になります。なので、改正論点は得点源にすることができるため確実に押さえるようにしましょう。
経営法務では、毎年必ず英文問題が1問出題されます。年によって異なる法律テーマ(会社法・知的財産権・契約法など)が英文で出題され、法律英語特有の表現が使われるため難易度が高いのが特徴です。
私はこの問題を「捨て問」にしていました。理由は以下の3つです。
英文問題を捨てると最大4点のビハインドになります。合格点(60点)に余裕がない場合は、「英文をすべて読まずに選択肢から選ぶ」「問題文の数字・固有名詞だけ拾う」など、部分的に得点を狙う方法も検討してみてください。英語が得意な方はむしろ得点源にできる問題でもあります。
もし英文問題の対策をしたい場合は、過去5年分の英文問題に目を通し、出題パターンや出題される英単語に慣れておく必要があります。
経営法務で60点以上を狙うには、出題数の多い分野から攻めるのが鉄則です。大まかな出題の割合を把握したうえで、優先順位をつけて勉強しましょう。
| 分野 | 出題割合 |
|---|---|
| 知的財産権 (特許・実用新案・意匠・商標・著作権) | 約35%(8〜9問) 難易度:中 優先度: |
| 会社法 (設立・機関・株式・組織再編など) | 約30%(6〜8問) 難易度:中 優先度: |
| 民法 (契約・物権・相続・担保など) | 約20%(5〜6問) 難易度:高 優先度: |
| その他 (資金調達・倒産法・英文問題など) | 約15%(3〜4問) 難易度:高~不定 優先度: |
知的財産権と会社法の2分野だけで全体の約6割を占めます。この2分野を安定して取れれば、ほかで多少失点しても60点に届く計算になります。
各分野の頻出論点は以下のとおりです。
優先度: ※最優先
優先度: ※最優先
優先度: ※頻出論点中心
「〇〇日以内」「〇〇年」といった数字を問う問題は、知っていれば確実に1点取れる得点源です。まずは知的財産権と民法の「保護期間・時効期間」の数字を一覧で覚えることから始めると効率がよいです。
また、直近1〜2年で法律改正があった論点は、比較的やさしい形で出題される傾向があります。毎年必ず最新のテキストで改正点を確認し、そこは確実に得点できるよう準備しましょう。
一般的に、経営法務の勉強時間の目安は100〜130時間と言われています。法律の知識がある方はもう少し少なくなる場合もありますが、ほぼゼロから始める方は余裕を持って130時間ほど確保しておくと安心です。
試験日(毎年8月上旬)から逆算すると、遅くとも2月〜3月頃からスタートするのが現実的です。以下に、独学・予備校を問わず使えるスケジュール例を示します。
| 時期(目安) | 勉強時間目安 |
|---|---|
| ① インプット期 2〜4月 | 約40〜50時間 テキストで各分野の基礎知識を習得。 知的財産権→会社法→民法の順がおすすめ。重要論点を中心にインプット。 |
| ② アウトプット期 4〜6月 | 約40〜50時間 過去問(論点別)を解き、解説を読んでテキストに戻るサイクルを繰り返す。 間違えた問題は繰り返し解く。 |
| ③ 総復習期 6〜7月 | 約20〜25時間 年度別過去問で本番形式に慣れる(60分25問)。 弱点論点の再インプット。法律改正点の最終チェック。 |
| ④ 直前暗記期 試験2か月前〜 | 約10〜15時間 数字・期間・保護期間など暗記論点を集中的に詰め込む。 「捨て論点」を確定し、取るべき論点に集中。 |
130時間÷26週(約6か月)=週5時間(平日30分〜1時間+休日2〜3時間)が目安です。
経営法務は暗記科目のため、毎日少しずつ触れる「分散学習」が効果的で、まとめて詰め込むより記憶の定着率が上がります。
2次試験と無関連であることも踏まえ、他の科目とのバランスを見ながら「経営法務に時間をかけすぎない」ことも大切です。合格ラインの60点を目指しつつ、財務・会計や企業経営理論など2次試験との関連が深い科目にしっかり時間を確保しましょう。
「経営法務」を独学で勉強する方に、対策に役立つおすすめのテキストと過去問題集を紹介したいと思います。
TAC出版のスピードテキスト、通称「スピテキ」。多くの書店で扱われている人気の参考書です。
科目別になっており体系的に学ぶことができます。論点毎に過去の試験の出題傾向も分析されていて、メリハリを付けた学習ができます。
過去問題集は、「論点別」と「年度別」にまとまっているもの2種類があります。好みで選べば良いと思います。
ちなみに、過去問は中小企業診断協会のホームページからもダウンロードが可能です(問題だけ、解説はなし)。実際の試験問題用紙に書き込んで解きたいという方は、問題をダウンロード印刷し繰り返し利用が可能です。
私は、タブレットに10年分くらいダウンロードして持ち歩き、外に出たときにいつでも問題が解けるようにしていました。
過去10年分の過去問が各科目で論点別に掲載されています。問題毎に出題頻度が記載されているので、苦手な論点や頻出論点を集中して効率よく解くことが可能です。
こちらはTAC出版の過去問。過去5年分が年度別に掲載されます。TACでデータリサーチによる正当率が記載されています。
結論から言うと、初学者や法律が苦手な方には予備校・通信講座の活用をおすすめします。その理由は以下のとおりです。
一方で、「費用を抑えたい」「他の科目で既に予備校を利用している」という方は、経営法務だけ独学という選択も十分ありです。市販のテキスト(スピテキなど)と過去問だけで合格点に届いている受験生も多くいます。
| 比較項目 | 独学 | 予備校・通信講座 |
|---|---|---|
| 費用 | 約3,000〜5,000円 (テキスト+過去問) | 約15,000〜50,000円 (科目単体受講の場合) |
| 向いている人 | 法律の基礎知識がある コストを抑えたい | 法律が初めて 効率よく学びたい |
| メリット | コストが安い 自分のペースで進められる | 論点の絞り込みが効く 改正情報が自動反映 |
| デメリット | 論点を絞るのが難しい | 費用がかかる カリキュラムに縛られる |
中小企業診断士の1次試験は科目別の受講が可能な予備校・通信講座があります。
経営法務だけ受講して苦手科目を集中的に攻略することができます。以下に、私が実際に受講したTACを含め、おすすめの3社をご紹介します。
形式:教室講座・Web通信・DVD/運営:TAC株式会社
中小企業診断士の予備校として最大手。受験生時代に実際に通っていましたが、テキストの質が高く、講師の解説が分かりやすいのが特徴です。特に経営法務は法律の専門知識を持った講師が担当しており、難解な条文を噛み砕いて説明してもらえます。
教室通学を希望する場合はTACの一択と言っても過言ではありません。Webフォロー制度もあるため、受講した授業を後から動画で復習することもできます。
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形式:Web通信/運営:KIYOラーニング株式会社
スマートフォンやタブレットで完結するオンライン通信講座。移動時間や隙間時間を使って学習できるため、働きながら受験する方に人気があります。
費用がTACなどの大手予備校と比べて大幅に安く、コスパに優れています。
映像講義・テキスト・問題集・模試がアプリひとつで完結するため、教材の持ち運びが不要な点も魅力です。
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形式:Web通信/運営:株式会社アガルート
内容と費用のバランスがよいのが「アガルート」です。
オンライン通信講座のみですが、テキストも紙とデジタル両方ついてきて、デジタルのテキスト上にマーカーを引くこともでき、使い勝手が良いのが特徴です。
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各社ともに無料の資料請求や体験講義・お試し受講ができるため、申し込み前に試してみることをおすすめします。詳しい費用・合格実績・カリキュラムの比較については、以下の記事でまとめていますのであわせてご覧ください。

経営法務について、受験生からよく寄せられる質問をまとめました。
一般的な目安は100〜130時間です。
法律の知識がゼロから始める場合は130時間ほど確保しておくと安心です。試験日(8月上旬)から逆算すると、2〜3月頃からスタートするのが現実的です。
週5時間ペースで約6か月かけて学習するのがおすすめです。
はい、合格できます。
私自身も法律とは無縁のシステムエンジニアですが、合格することができました。
法律の知識がない分、スタートは大変ですが、頻出論点に絞って効率よく暗記することが大切です。テキストを丁寧に読むより、過去問を繰り返し解いて論点を覚えるアウトプット中心の学習が効果的です。
営法務は科目合格率が平均15.1%と難しく、科目合格を「狙う」のは難易度が高いです。
2次試験とも無関連であることを考えると、まずは足切り(40点以下)の回避を最優先とし、60点以上取れればベストという考え方がおすすめです。得点目標を「合格ライン60点」に設定し、他の科目のバランスを崩さないようにしましょう。
私も全く同じ悩みを持っていました。
民法は条文の日本語自体が難解なため、無理に「理解」しようとすると時間を取られすぎます。
おすすめは、
の3ステップです。民法は全体の22%程度なので、ある程度割り切ることも戦略のうちです。
予備校を受講している場合は、予備校のテキストで十分です。
独学の場合は、テキストはTAC出版のスピードテキスト(経営法務)がおすすめです。論点ごとに出題頻度が示されており、優先順位をつけた学習がしやすいです。
過去問は「過去問完全マスター」(論点別・10年分)か「TAC過去問題集」(年度別・5年分)どちらかをメインに使い、繰り返し解くことが重要です。
詳しくは本記事の「おすすめのテキスト・過去問」セクションをご覧ください。
私は捨ててました。
英語が得意な方は得点源になりますが、そうでない方は「捨て問」にしても問題ありません。
1問(4点程度)のために法律英語を対策するコストは高く、他の論点を1〜2個確実に押さえるほうが効率的です。ただし、簡単な単語や数字からある程度は選択肢の絞り込みをすることで正答率を上げることは可能です。
中小企業診断士1次試験の「経営法務」は、7科目中で最難関のひとつです。しかし、勉強の順番と優先順位を正しく設定すれば、法律の知識がゼロからでも確実に60点を狙える科目でもあります。
この記事でご紹介した勉強法をまとめると、次のとおりです。
2次試験との関連はないため、費用対効果を考えながら効率よく対策しましょう。テキストや予備校・通信講座の選び方は、本記事内の各セクションをご参照ください。
経営法務をクリアして、中小企業診断士合格に一歩近づきましょう!
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