![[企業経営]企業経営理論に頻出の◯◯分析](https://chushoshindanshi.com/wp-content/uploads/2019/05/AA06EEBB-E4AC-4CCD-9B91-346D4C09CAD3-300x230.jpeg)
中小企業診断士試験の企業経営理論によく出る◯◯分析をまとめてみました。
目次
SWOT分析
- 企業が置かれる環境と自社の能力のマッチングを分析する
強み Strength |
弱み Weakness |
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機会 Opportunity |
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脅威 Threat |
VRIO分析
- 企業の競争優位性を経営資源から分析する手法
以下の4つの観点から分析する。
Value: | 資源の価値 |
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Rarity: | 資源の希少性 |
Inimitability: | 資源の模倣困難性 |
Organizations: | 組織力 |
PPM(ProductPortfolioManagement)
- 複数の事業を展開する場合の、資源配分を決定する際の分析モデル
PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネージメント)とは、ボストン・コンサルティング・グループに提唱された戦略策定ツールで、以下の4つの事象に各事業をあてはめ分析を行う。

相対的市場占有率=自社シェア÷自社以外で最大の競争相手シェア
PPMのよく問われる論点
- 横軸が相対的市場占有率である点
- 企業の経営・財務資源のみしか考えておらず、人的・情報資源が考慮されない
- 各事業間のシナジーが考慮されない
- 新規事業への展開には向かない
- 負け犬に区分けされた事業のモチベーションが低下する
- 金のなる木への投資が考慮されなく、その衰退を早める恐れがある
問題児 | ・投資先 or 撤退 ・資金流出が多く流入が少ないため、キャッシュフローはマイナス ・投資により相対的市場占有率を高め、花形を目指す。ただし、全ての問題児が花形に移行するわけではない。 |
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花形 | ・投資先 ・資金流入も流出も多くキャッシュフローの源ではない ・成熟期になると「金のなる木」に移行するので、継続的な投資を行い相対的市場占有率を維持する必要がある |
金のなる木 | ・花形、問題児、研究開発への投資元 ・資金流入が多く流出が少なく、キャッシュフローの源 |
負け犬 | ・撤退 ・資金流入も流出も少ない |
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)
アメリカに本社を置く経営コンサルティング会社。世界48か国に拠点を置き、世界上位500企業のうち3分の2がBCGのクライアントと言われている。
平均年収は1,500万円を超え上位役職では年収数億円とも言われる。
イスラエル国首相のベンヤミン・ネタニヤフ、駐日アメリカ大使のウィリアム・F・ハガディもBCGの出身。
マーケティング環境分析
企業の外部環境と内部環境に対するSWOT分析を行う。
外部環境分析
- マクロ的・ミクロ的な外部環境の事象に対し、機会と脅威を分析する
機会:新規事業や既存事業の拡大などの要因となる事象
脅威:既存事業に対し脅威となる事象
マクロ的事象 | ・経済的環境 ・人口動態的環境 ・社会文化的環境 ・技術的環境 ・政治、法律的環境 ・自然環境 |
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ミクロ的事象 | ・消費者 ・競争企業 ・利害関係 ・産業状況 |
内部環境分析
- 企業内部の経営資源の強みと弱みに対する分析
分析の観点
- 人的資源
- 財務資源
- 物的資源
- その他(ノウハウ、社風、ブランド力、知的財産権など)
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