[財務会計]投資のリスク計算とデリバティブ取引
目次
投資のリスクとリターンの算出
期待収益率 | $$\Sigma (収益率 \times 発生確率)$$ |
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分散 | $$\Sigma{ (収益率-期待収益率)^2 \times 発生確率)}$$ |
標準偏差 | $$\sqrt{分散}$$ |
共分散 | $$\Sigma (偏差A\times 偏差B \times 発生確率)$$ |
相関係数 | $$\frac{共分散}{標準偏差A \times 標準偏差B}$$ |
相関係数ρと2つの証券の関連性:
$$\rho=1$$ | 全く同じ動き →リスク分散にならない |
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$$1<\rho<1$$ | 同じ方向に動く |
$$\rho=0$$ | 全く関係なく動く |
$$-1<\rho<0$$ | 別の方向に動く |
$$\rho=-1$$ | 全く別の方向に動く |
CAPM(資本資産価格形成)
アンシステマティック・リスク:
証券固有の変動で、分散投資でリスクを軽減できる。
システマティック・リスク:
市場変動に関連して起きる収益率の変動で、分散投資で軽減できない。
ベーター係数:
市場のリスクから影響される度合い。
$$\beta=\frac{個別証券と市場ポートフォリオの共分散}{市場ポートフォリオの分散}$$
式展開すると
$$\beta=相関係数\times \frac{個別証券の標準偏差}{市場ポートフォリオの標準偏差}$$
市場リスクプレミアム:
市場リスクプレミアム =
市場ポートフォリオの期待収益率 – リスクフリーレート
個別証券の期待収益率:
個別証券の期待収益率 =
リスクフリーレート + β × (市場ポートフォリオの期待収益率 – リスクフリーレート)
デリバティブ
先渡取引
- 金融機関同士、金融機関と顧客間の店頭取引
- 決済日に先渡価格を支払い原物交換を行う
先物取引
- 取引所で取引
- 市場での反対売買による差金決済での取引、現物の受け渡しは行われない
先渡取引と先物取引の違いまとめ
取引 |
先渡取引: ・店頭で取引 ・金融機関同士、金融機関と顧客間 先物取引: |
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決済 |
先渡取引: ・決済日の現物交換 先物取引: |
為替先物予約
- 将来行う通貨売買について、為替レートを金融機関とあらかじめ取り決めておくこと
オプション取引
- 所定の期日に、株式や通貨などの資産をあらかじめ定められた価格(権利行使価格)で買う(売る)ことができる権利のこと
権利の入手にオプション料が掛かるが、相場の変動で権利が不利益になる場合は、権利放棄することでオプション料以上の損失はない。
コールオプション | 買う権利 |
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プットオプション | 売る権利 |
プロテクティブ・プット:
原資産の保有と、その原資産のプットオプションの買いを同数量組み合わせる投資戦略
イン・ザ・マネー:
オプションを行使する価値があること
アウト・オブ・マネー:
オプションを行使する価値がないこと
アット・ザ・マネー:
価値が変わらない場合
スワップ取引
金利スワップ | ・利息の交換 ・元本の移動はない |
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通貨スワップ | ・元本交換を行う |
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