【経済】試験に良く出る!重要な経済指標まとめ

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中小企業診断士試験の1次試験(経済学)に頻出の、重要な経済指標に関する用語をまとめてみました。(ここに記載した内容以外にも、出題論点はあるので参考までに。)

中小企業診断士 1次試験

毎年、数問出題される頻出論点です。

計算問題やグラフの読み取り問題が多く出題されます。出題される論点は毎年変化をつけてくるので応用力が問われます。あまり深追いすると時間が掛かるので、まずは基本的な内容を押さえ過去問を繰り返し解き、どのような論点が出題されるか確認し応用力を高めるようにしましょう。

中小企業診断士 2次試験

経済学は、2次試験とは無関連です。

目次

GDP(国内総生産)

国内で一定期間内に生産された付加価値の合計額

GDP(国内総生産)は、日本国内領土での活動が対象となる。

GDP

GDP
生産面GDP(付加価値)=生産額-中間投入額
分配面GDP=雇用者報酬+営業余剰・混合所得+固定資本減耗+間接税-補助金
支出面GDP=民間・政府最終支出+総固定資本形成+在庫品増加+輸出-輸入

NDP(国内純生産)

NFP=GDP-固定資本減耗

GNI(GNP)

国民が一定期間内に受け取った所得の合計額

国民(日本人)による活動が対象となる。GNP(国民総生産)はGNI(国民総所得)という名称に変わっている。

GNP
GNI(GNP)GNP=GDP+海外からの所得受取-海外への所得支払
NNP(国民純正産)NNP=GNP-固定資本減耗市場価格表示の国民所得
(間接税-補助金)を含む
(間接税-補助金)を除いたものを要素価格表示の国民所得という

物価指数

ある物価の、基準と比較時点の物価の変化を比率で表したもの

  • ラスパイレス式:基準点の数量をウェイトとする
  • パーシェ式:比較時点の数量をウェイトとする
物価指数内容
消費者物価指数(CPI)消費者が購入する物やサービス(600品目ほど)の価格を対象
天候に左右される生鮮食品を除いたものを「コアCPI」と呼ぶ
ラスパイレス式で算出する
企業物価指数(CGPI)企業間で取引される物やサービスを対象
ラスパイレス式で算出する

GDPデフレータ

名目GDPから実質GDPを算出するための物価指数

$$ GDPデフレータ=\frac{名目GDP}{実質GDP}\times100$$

  • 名目GDP:額面の値
  • 実質GDP:物価水準を考慮した値(名目GDP/物価水準)

GDPデフレータには、比較時点の数量をウェイトとするパーシェ式を用いている。GDPデフレーターが100以上の時、物価が上昇していることになる。

経済成長率

前期と比べGDPがどれだけ増減したかを示す指標

$$経済成長率=\frac{今期GDP-前期GDP}{前期GDP}\times100$$

インフレーション

物価の継続的な上昇

  • 需要の超過、貨幣量の増加によって生じる
  • 同じ金額で買えるものの数が減少 → 貨幣価値の下落

インフレ時の所得分配債権者から債務者に所得再分配が生じる。

  • 債務者が、債権者から1,000円借りる
  • 債務者が、1,000円でAを購入
  • インフレによる物価の上昇により、Aの価格が2,000円になる
  • 債務者が、債権者に1,000円を返す(Aの半分の価値)
  • 債務者は、が得をしている⇒「債権者から債務者に所得分配が生じた」

フィッシャー方程式

実質利子率=名目利子率-期待インフレ率

期待インフレ率:物価上昇率

デフレーション

物価の継続的な下落

  • 供給の超過によって生じる
  • 同じ金額で買えるものの数が増加 → 貨幣価値の上昇

デフレ時の所得分配債務者から債権者に所得再分配が生じる。

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