[企業経営]企業の社会的責任(CSR)とは

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[企業経営]企業の社会的責任(CSR)とは
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CSR(社会的責任)

  • 企業による社会貢献活動や寄付のこと

CSRは、社会貢献や寄付などの色合いが強く、その活動を通じて自社イメージの向上をはかるもので、事業との相関性は低いと言われている。

近年、大企業の政治的、文化的、社会的な役割がクローズアップされるようになり、企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)が問われるようになってきている。また、CSR活動は企業価値の向上にも繋がるため重要な戦略として位置付けられる。

フィランソロピー活動

  • 個人や企業による寄付や社会貢献活動、慈善活動のこと

メセナ活動

  • 文化・芸能分野への支援活動のこと

国内企業の活動事例

日本国内においては、CSR活動よりもCSV活動の方が浸透していると言われている。

CSV活動とは、マイケル・ポーターが提唱したもので、企業により社会的な課題を解決することで、企業の競争力向上、持続的な成長へとつなげていく差別化戦略である。

日本国内のCSR/CSV活動事例:

企業 活動例
ブリジストン 東南アジア諸国などの子供たちに、交通安全指導の実施。
キャノン トナーカートリッジの回収とリサイクル活動。
小松製作所 カンボジアでの地雷除去作業への支援活動。

また、日本企業のフィランソロピー活動の例として、企業フィランソロピー大賞の受賞例が以下の通りとなっています。

年度 受賞企業/活動例
2019年度 第一勧業信用組合
農業や名産品など持続的な地方活性の活動

北良株式会社
災害時の医療・療養環境の支援体制の構築
2018年度 UBSグループ
多様な子どもたちの自立支援
2017年度 アサヒグループホールディングス株式会社
児童養護施設への訪問、子供たちが参加できるイベントの企画など
2016年度 りそなホールディングス
子供向け金融経済教室を全国で開催
2015年度 株式会社リクルートホールディングス
若者向け就職支援プログラム
2014年度 日本ウェストン株式会社
障害者の積極的雇用

海外企業の活動事例

CSRやフィランソロピー活動は海外の方が盛んで規模も大きいものが多くあります。

Google:

Google のグローバル インパクト アワードでは、人類が抱えるさまざまな難題をテクノロジーや革新性で解決しようとする組織を支援します。Google では、優れたアイデアを試すプロジェクトと不可能をものともしないすばらしいチームを抱え、機知に富み、起業家精神にあふれた組織をさがしています。そして、今回の第 1 回目のアワードでは、清潔な水の量を監視するセンサーや、野生生物の密猟を防止するための DNA バーコードなど、世界の難題に取り組む 7 つの組織に 2,300 万ドルを提供します。 https://www.google.com/intl/ja/giving/impact-awards.html

サムスン:

アカデミー賞の会場にいた超有名俳優・女優が10名以上によるセルフィーのツィートに対するリツイート回数に応じ、1リツイートに対し1ドルを慈善事業へ寄付。合計で300万ドルが寄付された。

ディスクロージャー(情報開示)

  • 企業内部情報を外部に開示すること

インベスター・リレーションズ(IR)

  • 投資家向け広報のこと

企業の財務や経営戦略などの情報を開示し企業の価値を正しく理解してもらい、株主に公正な評価を得る活動。

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